鯉のシャブシャブは正解だった?生の魚は危険!?

私が生まれたのは山国長野県でしたから、川魚はよく食べました。
特に私が生まれたところは鯉の本場ということもあって、
お正月はもちろん、春と秋のお祭りや何かの行事には鯉の
「鯉こく」が出されました。

鯉こくは鯉を味噌で煮たコラーゲンたっぷりの
栄養価の高いものでした。

その鯉料理に「鯉の洗い」というのがあります。
これは早く言うと鯉のおさしみです。

薄く切った鯉を洗って酢でしめるのでこの名があります。
数年前、実家に行ったついでに鯉店で「鯉の洗い」を作ってもらって、
近所の友達にお土産にあげました。

そしたら、なんと鯉の洗いをシャブシャブにして食べたというのです。
そういう食べ方は考えもしませんでしたから、心底びっくりしました。

後になって偶然知ったのは、川魚にはジストマという細菌がいて
生で食べるのは良くないのだそうです。

昔の人は生活の知恵でそれを知っていて、そのため洗って
酢でしめたようです。

酢がどの程度殺菌効果があるのかわかりませんが、
昔の人は酢で殺菌するから大丈夫だと思って食べていたのでしょう。

有名な画家であり、陶芸家であり、料理研究家でもあり美食家他、
多数の顔をもつ、北大路 魯山人は、鯉の洗いが好きでいつも食べていて、
食べ過ぎて命を縮めたという話も最近聞きました。

息子が金沢の大学に行ったとき「海辺の人は川魚を気持ち悪がるようだ」
と言っていましたが、その時の私はおろかにも、海よりも川の方が汚いから
だと思っていました。

もちろんそれもあるようですが、正体は川魚に付いている雑菌だったのです。
なので、友人が鯉の洗いをシャブシャブで
火を通して食べたのは大正解だったのです。

それにしても、地元にいたときは、
そんな話は誰もしなかったのが不思議です・・・

コメントを残す

サブコンテンツ

このページの先頭へ